お芝居は、真実ではありません。
ノンフィクションでも、演じている人はお芝居をしています。
作りごとなのに、時々感情移入してしまうのはなぜでしょう。
一つは、俳優が本気でやっているからです。
その本気が、強い力があなたに伝わるからです。
強い力って、力みとか目ヂカラじゃないですよ。
これって、雰囲気であなたに伝わりますよね。
もう一つは、あなたに受け入れる素地があったからです。
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レメディーひとつひとつには、深さがいくつかあります。
軽いものから深いものまで。
あなたに似ているレメディーでも、深さはいろいろです。
それが、どんなレベルであなたを揺さぶるのか。
さきほどのお芝居のはなし。
例えば、これでさよならという場面。
そこそこの演技で深く感動する人もいれば、しない人もいる。
涙を流したり、何も言ったりしないけど、
視線を外すタイミング、微笑みの強さ、間合い・・・。
目に見えない雰囲気を感じ取ってこころ揺さぶられる人もいれば、
何げなさ過ぎて揺さぶられない人もいる。
これでさよならという状態を
あなたがどれだけ深く感じているかによって、
その場面の入って来かたが違います。
深い芝居を感じる方がいい、という事でもない話です。
あなたの中の何らかの体験が
消化されていたら。
あるシーンは懐かしく、一瞬その感情を鮮やかに蘇らせ、過ぎ去っていくでしょう。
もし消化されていなくて、そのままだったとしたら。
その深さと、お芝居の深さが合った時には、揺さぶりが起こります。
そして、その事が消化されるでしょう。
レメディーの種類と深さが合うって、そういうことです。
あなたに揺さぶりをかけるものは、レメディーじゃなくてもいい。
でもお芝居はいつ出会えるか分からないけど、
その気になればレメディーには出会えます。
ホメオパスは、それを探すのが仕事です。